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海洋細菌の遺伝子で、抗酸化力の高いカロテノイド「ミクソール（Myxol）」の人工生産に成功！
海洋細菌「Nonlabens spongiae」から、希少なカロテノイド「ミクソール（Myxol）」をつくる遺伝子群を発見し、大腸菌に導入することで人工的にミクソールを生産することに成功しました。ミクソールは強力な抗酸化作用をもつ健康機能性色素ですが、自然界では限られた細菌しか作れず、入手が困難でした。本研究では、N. spongiaeのゲノムから7つの酵素遺伝子と1つの補助酵素を含むクラスターを特定し、それぞれの遺伝子機能を大腸菌で検証。その結果、約400 mg/Lのミクソールが得られ、人工生産系の構築に成功しました。今後は、健康食品や化粧品への応用が期待され、希少天然物を微生物で大量生産する新たな技術基盤として注目されます。