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好塩古細菌型ハロロドプシンを持つ海洋細菌の発見

論文 2018.3.20
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新規のCl-を輸送(ポンプ)するロドプシンを海洋細菌Rubricoccus marinus, Rubrivirga marinaから発見しました。Cl-ポンプは高塩環境に生息する好塩古細菌・細菌が持つハロロドプシン(HR)が最初に知られており、近年では、海洋細菌からClR、シアノバクテリアからHRに近縁なMrHR, SyHRと呼ばれるCl-ポンプが見つかっていました。 今回のロドプシンは海洋細菌が持つにも関わらず、ClRとは全く異なる系統的位置にあり、むしろ好塩菌が持つHRに近いことがわかりました。また、系統的な位置だけではなく、光化学的な性質を調べた結果からも、海洋細菌が持つClRではなく好塩古細菌のHRに近いということが明らかとなりました。